学校の生活の授業や総合的な学習の時間に、親の職業について取り上げたことがある教師は多いかもしれません。子どもにとって、色々な職業があるなかで、身近な親の職業から食場についての理解を深められるので、親の職業をテーマにした授業は子どもにとって有益な場合もあります。

しかし、親のなかには、自分の職業について子どもに教えたくない場合もありますし、事情があって今は求職中だという場合もあって、すべての子どもが一律に親の職業を話せるわけではありません。授業で取り上げたことで、からかいやいじめに発展しては意味がありません。

そのため、教師は配慮を示す必要はあります。職業について学ぶ機会を子どもに与えることは有益ですが、親の職業に触れて授業を展開していくことのないように注意します。広い視野でさまざまな職業を知る機会をつくり、特定の子が傷つかないように配慮することは大切です。